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インプラント日記

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インプラント日記

スプリットクレスト、GBR、インプラント埋入

2016 3/14

今日のオペは左下6,7番相当部です、患者様は約半年前に左下7番を保存不能との事で抜歯され左右に渡った部分入れ歯をずっと使用されてきておられました。
しかし長い間噛み込んでいくとバネをかけている左右の5番が痛くなってくるのと歯槽頂の歯肉が痛くなってきてほとんど使用されておられなかったみたいです。
なんとか入れ歯からの脱却を図りたいとのことで紹介にて当来院されました。
やはり入れ歯での治療には限界がありますからとのことでインプラント治療を提案させていただきましたところ、是非お願いしたいと言う事でしたので、まずは診査から、とパノラマを撮影させていただきました。(最後の画像)
パノラマ画像では骨の高さは十分にありそうでしたので、問題のないノーマルなケースかと思いきや後にCTにて骨を断層で切って見てみますと、6、7部の骨幅が歯槽頂で3,8~4ミリ最も骨幅がある所でも6ミリ程しかありませんでした。
★さあ!どうしましょう!!!、以前はまずGBR(骨造成)し、7から8か月おいてインプラントを埋入しておりましたが、私が施術した術式はピエゾ(超音波骨切削器)にて骨を慎重に割ってボーンスプレッダーにて骨を押し広げイプラントを埋入しGBRしていくという方法です。
フラップを開いていくとCTのとうり狭小な骨が現れましたがそこはCTにて確認済みでしたので問題なくオペを進めて終了することができました。
★このようにCTでの術前の診査診断は必須ですねー!!! 2次元的にしか見ることのできないパノラマ画像だけでは絶対に予見することのできない骨幅が狭小な症例でした。

★3月の19日の土曜日は台湾での学会出席の為休診となります。