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インプラント日記

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右下8番、歯根湾曲親不知難抜歯!

2017 4/12

今日の午前中のオペは右下の親不知の抜歯です。
この部位は定期的に腫れ痛みを繰り返しており患者様からの強い抜歯依頼を受けましたので今日の抜歯に至った次第です。
ただ最後のパノラマ画像からでは歯根の形状がはっきりわかりませんでしたので、CTを撮影し3Dで見てみますと、まあ見事に歯根が湾曲して骨を抱え込んでいます。
このままで上方に抜歯するのはまず無理なわけで、また強く上方への力をかけ過ぎてしまうと湾曲歯根が破折残留してしまい、それを除去していくのに相当苦労することが考えられました。
さあ!どうしましょう。
私が施術した抜歯術式は、まず伝達麻酔をしっかり奏効させ、ピエゾ(超音波骨切削器)を駆使して頬側の骨を削合して歯牙を側方へ倒し込んで抜歯していくといった術式です、
静脈鎮静下で歯根を破折させることなく問題なく抜歯終了です。
★このケースのように一見簡単な抜歯に見えるケースにこそ問題が隠れていることが多々ございます、しっかりCTでの診査診断をしていかなければいけませんね!!