所沢市 歯科 インプラント 新所沢 矯正歯科 美原町歯科

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インプラント日記

下顎垂直的GBR,サイナスリフト左右側、

2013/  11/6

今日は定期チェックでいらっしゃった、患者様のケースをアップしたいと思います。
この方は約10年ほど前に、他院にて下顎にも上顎にも全く骨がなくインプラント治療は不可能と断られ藁にも縋る思いで来院された患者様です。
審査してみると、なるほど右下がかなり骨が溶けてしまっており、神経まで5ミリ程しかありません、また左右の上顎洞底までの骨の厚みも3から5ミリほどで、
もしこのままインプラントを埋入でもしようものなら、確実に神経損傷による神経麻痺が起こるでしょう。
またこの患者様は気持ちが悪いと言うことで全く入れ歯を受け付けてもらえない方でしたね。
さあ! どうしましょう? ★私が行なった治療は、まだその当時発売されておりました、非吸収性のゴアテックス膜を用いまして、
下顎右側臼歯部を約10ミリほど、垂直的に骨造成し、その後左右上顎臼歯部にサイナスリフトを施術して骨造成
そしてインプラントを埋入してかみ合わせを全額に渡り再構築していくという治療です。
10年経ちましたが全く問題なく大変調子よく噛み込めているそうです。
ただ驚くのは、20年以上も前に前歯部に埋入された、(今では見ることのなくなった)スミシコンインプラントが全く問題なく存在し続けていることです。
この日記を見ていただいている先生方の中でもほとんど先生方が見たことのない、インプラントだと思います。
メンテナンスをしっかり行えば、このようにインプラントは20年以上も患者様の口腔の中で生き続けてて行くんです。