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インプラント日記

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インプラント日記

抜歯、ソケットプリザベーション、サイナスリフト

2018 11/19

今日のオペはサイナスリフトしてからの抜歯ソケットプリザベーションです。
まず患者様はこの左上の6番が虫歯で歯冠が崩壊してしまい、保存不可能な状態でかなり長い間放置されておられたようです、左側でもしっかり噛み込めるように治療したいということで、来院されました。
ブリッジでの治療も提案させて頂きましたが両隣の歯が健全歯だったもので、健全な歯は削りたくないとのことで、インプラントによる治療を選択されました。
CTにて精査してみますと、上顎洞底までの骨の厚みがありませんでしたので、抜歯と同時法でのインプラント埋入は不可能で、まずサイナスリフトと抜歯、ソケプリを施術して(骨造成)4~5か月後にインプラントを埋入していく段階法を選択いたしました。
ただ抜歯予定の6番の歯根が強く湾曲していたり、根肥大も認められ尚且つ口蓋根は上顎洞底と接触交通しているようでした。★このような場合先に抜歯を行ってしまうと上顎洞粘膜を破ってしまう確率が高くなってしまいますから、先にウインドウを開窓し、サイナスリフトを行い次に抜歯して骨補填していくという術式がベストです、施術を進めていきます、リフトはスムーズにいきましたが、抜歯が骨性癒着をきたしており、また根が強く湾曲しておりましたので、かなりの難抜歯でしたねー、
ピエゾの抜歯用チップを駆使しまして分割抜歯を終了させましたところ、案の定口蓋根が上顎洞内に穿孔いたしておりました、そこは最初にサイナスを拳上しておりましたから、問題なく静脈鎮静下でオペ終了いたしました。